1953-11-03 第17回国会 衆議院 法務委員会 第4号
アメリカの上院ではなるほど議論が相当ありましたが、その議論のよつて来るところは、簡単に申し上げますれば、アメリカの兵隊のおつかさんたちが、自分たちのむすこは日本を守るために朝鮮に行つて死んでいるんじやないかというような一種の素朴な国民感情からそういうことを言つたわけであります。
アメリカの上院ではなるほど議論が相当ありましたが、その議論のよつて来るところは、簡単に申し上げますれば、アメリカの兵隊のおつかさんたちが、自分たちのむすこは日本を守るために朝鮮に行つて死んでいるんじやないかというような一種の素朴な国民感情からそういうことを言つたわけであります。
感情でございますが、二、三年前のメーデーのころから、過去の失敗は軍国主義の失敗であつたので、日本の国民を恨むことは筋違いと考えてもらいたいというような宣伝がぼつぼつ行き渡つて、日本人も多少気が楽になつたということを、かの地で伺いましたが、私は、上海に参りまして、二、三千人のたいへんな数の中国の子供たちが、一人々々、おじさん平和々々と言つて、握手して来る、それで、握手するのに三時間かかりましておつかさんたちが